腰仙関節症候群

腰仙関節症候群とは

腰仙関節症候群とは、骨盤の仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節に炎症や機能異常が生じる疾患です。体の中心で体重を支えながら上半身と下半身の動きをスムーズに伝える重要な関節で、この部分にトラブルが起こると腰の下部やお尻の奥に特徴的な痛みが現れます。

一般的な腰痛とは異なり、画像検査では異常が見つかりにくく診断が困難な場合が多いのが特徴です。腰痛を訴える患者の約15～30％がこの仙腸関節の問題に関与していると報告されており、腰痛患者の約24％、つまり4人に1人がこの仙腸関節のトラブルが原因とも言われています。

腰仙関節症候群を放置すると、痛みが慢性化し日常生活に支障をきたすだけでなく、より深刻な症状の悪化につながります。

腰椎全体の動きが制限され、代償的に股関節や膝関節に負担がかかって新たな痛みを引き起こします。重症化すると歩行困難、寝返りができない、仕事や趣味の継続が困難になり、最終的には手術が必要になる場合もあります。

また、痛みによるストレスから睡眠障害や精神的な不調も併発する可能性があります。立ち仕事や座り仕事に集中できなくなり、生産性の低下から職場での評価にも影響を与えかねません。

腰仙関節症候群の原因

開院以来、当院には腰仙関節症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、腰仙関節症候群の原因はひとつではなく様々な要因が絡み合っているということです。

腰仙関節症候群の原因として次のものが挙げられます。

腰仙関節症候群はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、腰仙関節症候群が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。腰仙関節症候群にお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腰仙関節症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本原因の解決にはならず、長期使用により副作用のリスクがあります。また薬の効果が切れると再び痛みが戻ってきます。

身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

注射療法

一時的な痛みの軽減は期待できますが効果は限定的で、繰り返し注射が必要になる場合があります。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

根本的な改善には至らず、注射による身体への負担も考慮する必要があります。

装具療法

装着時のみの効果で根本的な改善にはならず、長期間の使用により筋力低下を招く可能性があります。

理学療法

継続的な通院が必要で、適切な負荷調整ができないと逆に症状が悪化する場合があります。

腰仙関節症候群を改善するために

まずはあなたの腰仙関節症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、腰仙関節症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ治療家歴20年近い経験豊富な院長が、検査から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

腰仙関節症候群と大きく関わっている箇所を詳細に検査します。仙腸関節の可動域、骨盤の歪み、神経や筋力をチェックしたうえで改善を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で腰仙関節症候群が改善する理由

腰仙関節症候群の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。中枢神経の検査が最も重要であり、その理由は中枢神経から全身の筋や内臓へ末梢神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。なかなか改善しない腰仙関節症候群も当院にお任せください。

腰仙関節症候群のQ＆A

腰仙関節症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は安静により改善することもありますが、多くの場合は適切な治療なしに自然治癒することは困難です。

しかし、根本的に原因が改善されていないため、慢性化や放置することで重度の症状に至ることがあります。後悔しないためにも早めの検査と施術をお勧めします。

腰仙関節症候群の人がやってはいけないことは？

足を組んで座る、重いものを片側で持つ、腰を大きく捻る動作、長時間同じ姿勢を続けることは症状を悪化させる可能性があります。

適度に動くことと休息のバランスが大切です。無理な動作は避け、正しい姿勢を心がけましょう。

この症状と一般的な腰痛の違いは何ですか？

一般的な腰痛は筋肉や椎間板が原因ですが、この症状は関節の炎症が原因で、お尻の奥の痛みや正座で楽になるという特徴があります。

また、画像検査では異常が見つからないことが多く、診断が困難な場合が多いのも特徴的です。

なぜ画像検査では異常が見つからないのですか？

仙腸関節の動きはわずか数ミリと微細で、通常のレントゲンやMRIでは関節の機能異常を捉えることが困難だからです。

構造的な異常ではなく機能的な問題であるため、症状があっても画像では正常に映ることが多いのです。

腰仙関節症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と腰仙関節症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腰仙関節症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。