肘部管症候群

肘部管症候群とは

肘部管症候群は、肘の内側にある「肘部管」という狭いトンネルの中を通る尺骨神経が圧迫されることで、小指と薬指のしびれや痛み、手の筋力低下などが生じる疾患です。当院にも多くの肘部管症候群でお悩みの方が来院されています。

厚生労働省の統計によると、罹病率は人口10万人当たり25人と報告されており、これは日本全国で約31,000人の患者がいることを意味します。男性に多く発症する傾向があり、特に40～60代の男性に多いとされています。

肘部管症候群を放置すると、神経の圧迫が継続することで症状は進行性に悪化していきます。初期のしびれや軽い痛みから始まり、徐々に握力の低下、細かい動作の困難へと進行します。

最終的には小指と薬指が曲がったまま伸ばせなくなる「鉤爪指変形」という状態になり、手の機能が著しく低下します。さらに進行すると「鷲手変形」と呼ばれる特徴的な手の変形が生じ、物を掴む力が著しく低下し、箸や鉛筆を使った細かい作業が全くできなくなります。

この段階になると手術を行っても完全な回復は困難となり、日常生活や仕事に永続的な支障をきたすことになります。また、長期的な痛みやしびれは全身に緊張をもたらし、ストレスや抑うつ症状を引き起こすこともあります。

肘部管症候群の原因

開院以来、当院には肘部管症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、肘部管症候群の原因はひとつではなく様々な要因が絡み合っているということです。

肘部管症候群の原因として次のものが挙げられます。

肘部管症候群はさまざまな原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、肘部管内での尺骨神経の圧迫や神経の伸張ストレスが発生し、小指と薬指のしびれや痛みが発症します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肘部管症候群にお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肘部管症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・生活指導

完全な安静を保つことは日常生活や仕事に支障をきたし、実際に長期間継続することが困難です。また、過度の安静は筋力低下や関節の拘縮を招き、根本的な解決には至りません。

生活指導だけでは症状の進行を遅らせることはできても、神経圧迫の根本原因を解決することは難しいのが現実です。

装具療法

装具の着用により関節の可動域制限が生じ、筋力低下や関節の拘縮を招く可能性があります。また、日中の使用では仕事や日常生活に大きな制限が生じ、継続が困難です。

装具に依存することで自然な関節の動きが失われ、症状の根本改善には結びつかないことが多いです。

薬物療法

根本的な神経圧迫の解決にはならず、薬物療法で肘部管症候群が根本的に改善することは難しいとされています。

手術療法

手術を行っても症状が長期間続いていた場合や重度の神経損傷がある場合、完全な回復には時間がかかったり、完全には回復しない場合があります。

肘部管症候群を改善するために

まずはあなたの肘部管症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肘部管症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ治療家歴20年近い経験豊富な院長が、検査から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肘部管症候群と大きく関わっている箇所を詳細に検査します。肘の関節可動域、神経の状態、筋力をチェックしたうえで改善を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、手術を避けたい方も諦めずにご相談ください。

当院で肘部管症候群が改善する理由

肘部管症候群の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。中枢神経の検査が最も重要であり、その理由は中枢神経から全身の筋や内臓へ末梢神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。なかなか改善しない肘部管症候群も当院にお任せください

肘部管症候群のQ＆A

肘部管症候群は自然に治りますか？

軽度の初期症状であれば生活習慣の改善により自然回復することもありますが、進行した症状では専門的な治療が必要です。

しかし、根本的に原因が改善されていないため、慢性化や放置することで重度の症状に至ることがあります。後悔しないためにも早めの検査と施術をお勧めします。

肘部管症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の肘の屈曲姿勢、硬い机に肘を置く動作、反復的な肘の曲げ伸ばし運動は避けるべきです。

また症状を我慢し続けることも悪化を招くため早期の対処が重要です。適度な休憩と正しい姿勢の維持を心がけましょう。

肘部管症候群の手術は必ず必要ですか？

必ずしも手術が必要というわけではありません。当院では手技療法により神経の圧迫を軽減し、多くの患者様が手術を回避して症状改善を実現されています。

早期に適切な治療を行うことで、手術を避けながら根本的な改善を目指すことが可能です。

肘部管症候群は完治しますか？

適切な治療により完治は十分可能です。私の20年の治療経験では、手技療法により神経機能の回復を促し、多くの患者様が症状のない状態まで改善されています。

ただし、症状が進行している場合は完全回復まで時間がかかることもあるため、早期の治療開始が重要です。

肘部管症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と肘部管症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肘部管症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。