鵞足炎

鵞足炎とは

鵞足炎とは、膝の内側から5～7cm下にある「鵞足」と呼ばれる部位に炎症が起こる疾患です。膝の内側の特定部位に痛みが集中するのが特徴的で、運動時や階段昇降時に症状が悪化しやすい傾向があります。

鵞足は、太ももの裏側やふくらはぎの筋肉（縫工筋、半腱様筋、薄筋）の腱が膝下のすねの骨に付着する部分で、この部位にある滑液包という袋状の組織に炎症が生じることで痛みが発生します。スポーツ選手から高齢者まで幅広い年代に見られる疾患として知られています。

鵞足炎を放置すると、腱や滑液包周辺の組織に慢性的なダメージが蓄積し、治りにくい状態になるリスクが高まります。

初期は軽い痛みでも、そのまま運動を続けると炎症が悪化し、歩行時の痛みが増強して日常生活に深刻な支障をきたすようになります。慢性化した痛みにより運動能力が大幅に低下し、筋力低下や関節の可動域制限が生じてしまいます。

さらに進行すると、他の膝疾患を併発する可能性もあり、膝全体の機能低下につながる恐れがあります。痛みをかばう動作が続くことで、腰痛や股関節痛などの二次的な問題も発生しやすくなり、最悪の場合、日常的な歩行さえ困難になってしまう可能性があります。

鵞足炎の原因

開院以来、当院には鵞足炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、鵞足炎の原因はひとつではなく様々な要因が絡み合っているということです。

鵞足炎の原因として次のものが挙げられます。

鵞足炎はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

年齢とともに筋肉や腱の柔軟性が低下し、鵞足部に繰り返し物理的ストレスが加わることで炎症が発生します。過度な運動や力仕事など、膝に繰り返し負荷をかける動作は発症リスクを高める要因となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。鵞足炎にお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

鵞足炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛みや炎症を抑える効果は一時的で、根本的な原因解決には至らず、長期使用により胃腸障害などの副作用リスクがあります。

身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

アイシング

急性期の炎症抑制には効果的ですが、血流を悪化させるため長期的な組織修復には不向けで、継続的な改善効果は期待できません。

理学療法・リハビリ

継続的な通院と自宅での運動継続が必要で、プロフェッショナルの指導なしには効果的な運動負荷の調整が困難です。動きによっては悪化することもあり見極めが重要です。

足底板（インソール）療法

個人の足型や歩き方に合わせた調整が必要で、不適切なインソールは他の部位の痛みを引き起こす可能性があります。

ステロイド局所注射

即効性はありますが効果が持続せず根本治療ではないため、繰り返し注射が必要になることがあります。

鵞足炎を改善するために

まずはあなたの鵞足炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、鵞足炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ治療家歴20年近い経験豊富な院長が、検査から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

鵞足炎と大きく関わっている箇所を詳細に検査します。膝の動きや筋肉の状態、下肢のアライメントをチェックしたうえで改善を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で鵞足炎が改善する理由

鵞足炎の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。中枢神経の検査が最も重要であり、その理由は中枢神経から全身の筋や内臓へ末梢神経が伸びているからです。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。なかなか改善しない鵞足炎も当院にお任せください

鵞足炎のQ＆A

鵞足炎は自然に治りますか？

軽度の鵞足炎は適切な安静と対処により改善する場合もありますが、根本原因である筋肉の硬さや身体のバランス異常を改善しなければ再発しやすく、慢性化するリスクが高いため専門的な治療が必要です。

鵞足炎の人がやってはいけないことは？

痛みがある状態での無理な運動や長時間のランニング、膝を深く曲げる動作、患部への強いマッサージは炎症を悪化させるため避けるべきです。

また温めすぎも急性期には炎症を増強させる可能性があります。適度に動くことと休息のバランスが大切です。

鵞足炎と変形性膝関節症の違いは何ですか？

鵞足炎は膝の内側の特定部位の滑液包炎症であるのに対し、変形性膝関節症は膝関節全体の軟骨摩耗による疾患です。

鵞足炎は比較的若い年代にも起こりますが、変形性膝関節症は主に高齢者に見られる特徴があります。

どのくらいの期間で治りますか？

適切な治療により軽度なら数週間、中等度でも数ヶ月で改善が期待できます。ただし個人差が大きく、慢性化している場合や根本原因が改善されていない場合はより長期間を要することがあります。

鵞足炎で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と鵞足炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

鵞足炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。